転職するのでエントリーでも書く

いつものごとくタイトル通り

はじめに

2019/03/31付で受託開発の会社を退職し、2019/04/01より営業支援SaaSベンダーに転職しますので、つらつらと転職エントリーなるものを書いていきます
書くかどうかはちょっと考えましたが、なんか流行ってるっぽいし1回くらいは書いておくか、というお気持ちです

エントリー作成の便宜上、辞める会社を「旧弊社」、入社する会社を「新弊社」とします
が、大丈夫そうなら社名を記載するかもしれません

なんで旧弊社に入ったの?

簡単にまとめると以下の理由から、前職のSES企業から転職して入社しました

  • SESで客先常駐しているのがイヤになっていた
  • 当時はエンジニアとしてのキャリアパスがふわふわしていて、受託の会社なら幅広いスキルが身に着けられると思った
  • 当時「よさそう」と思った会社を上から順番に受けていって内定をもらったため
  • 給料も、当時のスキルセットを考えると納得感のある提示だったため

旧弊社のいいところ

出ていきはしますが、当然いいところはあります

  • PCは好きなものを選べる
    • 20万円という予算はありましたが、基本的には好きなものを選ばせてくれました
    • 特に希望を出さなければメモリは8GBですが、予算内であればそこらへんもスペックモリモリできます
    • わたしはThinkPad大好きマンなので、20万円あればだいたい希望通りのスペックを得ることができました
  • 全員アーロンチェア
    • ハードウェアの持ち運びとかで腰を痛めていますが、椅子は全員アーロンチェアです
    • 他の椅子がいい!って人も、希望を出せば買ってくれます
  • 技術書やガジェットを買ってもらえる
    • まあ買ってもらえる会社は多いと思いますが、旧弊社の場合は業務やエンジニアのためになると判断されれば青天井で買ってもらえます
    • 特に申請とかは不要で、ヨドバシとかAmazonでポチって領収書を提出すれば精算してくれます
  • 一般的に「ダメやろ…」ってこと以外は、PCで何しても大体OK
    • ADのGPOを使っている関係上、OSをubuntuに変えたいという希望は通りませんでしたが、Amazon Musicのアプリを入れて業務中にずっと聴いたりはできました
  • つよいインフラエンジニアがいる
    • 技術的な不明点があったとき、この人に聞けばだいたいOK、という上司がいました
    • 業務で詰まった時なんかはいろいろ助けていただきました
  • 遅刻しても怒られない
    • 特に理由もなく遅刻したとしても、打ち合わせとか入ってない限りは怒られないです
    • 時間有休から削られはしますが、朝が弱い自分にはありがたかったです
  • 同人誌関連のイベントにコネがある
    • 詳しくは書けませんが
    • わたしがそのコネを活用することは一切なかったですが、気になる人はオフラインでお会いしたときに聞いてもらえればお答えします

なんで辞めるの?

一言で言うと、 会社の今後の方針に未来を感じなかったから です
また、退職への思考が加速した旧弊社の特徴として以下のようなものがあります

  • 案件の多くが枯れた技術を使うもので、2019年はWindows ServerのEOLに伴うリプレース案件が多く見込めるので、営業戦略として注力していくと聞いたため
    • これが一番大きいかも
  • ほとんどの案件がSIerの下請け(not SES)
    • こいつらExcelとスクショ好きすぎるやろ
    • 数少ないPaaSを使う案件もSIerクラウド基盤を構築したらこうなる、みたいなアンチパターンな案件しかなく、悲しいお気持ちになりました
  • なんでこんなもの使ってるんだ…みたいなのが社内の当たり前になっている
    • 多くの社員が勤続10年以上で自分のような社歴が浅い人間がおらず、自分と話が噛み合わない
    • 社外のエンジニアと交流したり、業務とは直接結びつかない技術をインプットする文化がない
    • 勤怠管理に使っていた古いシステムだけは、提案してなんとかSaaSに乗り換えることに成功しました

枯れている技術ばかりに携わっている不安はなかなか大きく、勉強会やTwitterで観測できるエンジニアの人たち、エンジニア友達と自分のただでさえ大きい差が、今のままだともっと広がっていくのでは無いかと感じました
業務外に勉強すればいいじゃん、という意見はごもっともなのですが、モダンな技術に業務でも業務外でも触れる人たちと業務外でしか触らない自分とでは、単純に時間の差もあり、比べたときにどんどん置いていかれてしまうと強く感じたものです

まあ他にも「弊社ヤバいんじゃね…?」とか、disりになってしまうのでここには書かないエピソードはあるのですが、それはお酒の席とか、 自分がゲストでお邪魔したしがないラジオ とかで聞いていただければと思います
しがないラジオの収録は2018/10なので、そこから半年くらいでエピソードは増えてますけど

新弊社はどうやって選んだの?

今回は、エージェント経由で応募した会社に転職することになりました
複数社の選考を受けていて、その中でも第一希望だった会社から内定をいただき、それが新弊社となります

旧弊社からエスケープする理由は先述の通りなので、ここらで新弊社に入ることにした決め手です

  • 内定をもらった
    • スカウトされたわけではないので、内定が出ないと入社できませんね
    • 他の選考よりも早く (最終面接の場で!)内定をいただき、もともと第一希望だったこともあったのでその場で内定承諾しました
  • 面接のときに聞いたビジョンが実現した未来がとても面白そうだと感じた
    • これが一番大きいかも
    • ビジョンに共感するって、組織に所属するうえで大事なことだと思うんです
    • 面接に出てきた人たちが、「この会社でこういうことをやっていきたい、そしてこんな未来を実現したら世界がもっと面白くなると思う」という話をしてくれたのですが、とても面白そうだと感じました
    • その世界を実現するためにエンジニアとして活躍する、という未来を自分でも成し遂げたいと強く思えました
    • また、自分は「とにかく楽をできる環境づくり」というのがやりたい仕事で、SaaSという形で世の中を楽にするシステムづくりに貢献したいと思った、というのもあります
  • エンジニアコミュニティでの活動に寛容
    • 寛容というか、会社としてはこれからそういったコミュニティ支援にも力を入れていきたいと考えていたらしく、その方面でも自分のバリューが発揮できたらいいなと思っています
    • また、フレックス制度があるので、仕事がパツることなければイベント参加は確実にできます
  • 面接のときの会話が面白かった
    • とくにマネージャー面接のときは、1h予定だったところが2hくらいかかり、その時間の7割は雑談していたと思います
    • わたしは楽しく働きたい人なので、雑談しやすいのはかなり好印象でした
  • インフラチームの立ち上げというフェーズに携わることでもっと成長できると考えた
    • 募集ポジションは、新しく会社にインフラチームを立ち上げるので、そこでサービスのインフラを担当するインフラエンジニアを募集する、というものでした
    • さすがに自分以外にも採用してるとは思いますが、ゼロからのインフラチーム立ち上げに関わることで、エンジニアとしてもっともっと成長できるんじゃないかと思っています
    • 環境が人を成長させることはあるでしょうが、それだけでは及ばないとも思っているので、精進していきます

ということで旧弊社ではオンプレおじさんをやっていましたが、新弊社ではAWS上の基盤を担当することになります

サーバーのラッキングUPSの持ち運びとかで腰を痛めている自分としては、物理マシンから解放されるのがかなり嬉しいです
嬉しくはありますが、求められるスキルががらりと変わりそうなので、頑張ってキャッチアップしていく所存でございまする

みんな載せてるお約束なので、欲しいものリストです

https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/33DWQCGP2W9IC/

とはいえお約束で貼っているだけなので、中のものは自分で買うつもりです
せっかくなので自分がやってるPodcastと運営に参加してるコミュニティの宣伝でもして終わりにします

Podcast

過去のエントリーで何回か言及してますが、りょーかめねこ自分の3人で たのしいWorksというPodcastをやっています

EP04までは音質がクソいですが、 こちらから聴けるので暇なときにどうぞ!

anchor.fm

また、 暇を持て余していたときに Podcastの紹介スライドなんかを作ったりしてますので、暇なときに見てみてください

エンジニアの登壇を応援する会

こちらも過去のエントリーで何回か書いていますが、エンジニアの登壇を応援する会の運営メンバーをやっています
「登壇を応援する会」と銘打っていますが、すべてのエンジニアに成長と幸福をもたらすというビジョンを掲げて活動しています

ぜひポータルサイトTwitterアカウントを覗いてみていただいて、興味があったらSlackにジョインしたりイベントに参加してみてください!

portal.engineers-lt.info

twitter.com


ということで最後に脱線しましたが、これにて人生初の退職エントリーを締めたいと思います
転職ってエネルギー使うので最後にしたいなあ