振り返りのフレームワークを作った話

タイトル通りです

自分が「インフラエンジニア採用できなくて1人チームで死ぬ」みたいな嘆きをしていたのをご存じの方もこれを読まれているかもしれませんが、おかげさまでインフラエンジニアの採用がうまく行き、いつの間にかインフラチームのリーダーみたいなことをやるようになってしまったのですが、チームで使っている振り返りのフレームワークが良い感じになったような気がするので久しぶりにブログでも書いて供養するかと思った次第です

なんか知らんけど社内で横展開されて評判がよかったんです
あとリファラルの報奨金おいしい

忙しい人向け

こちらのgistに置いてあるのでよしなに見てください

振り返りフレームワーク備忘 · GitHub

忙しくない人向けの使い方の解説

所要時間

  • 先月まで3人チーム、今月から4人チームで使っていますが、週に1回の頻度でだいたい30分くらいかければ終わります

前提条件

  • うちの会社では社内WikiにGrowiを使っていて、それにHackMDをくっつけてWiki上で振り返りをやっています
  • よくありがちなカンバンツールは全く使ってないです
  • ファシリテーターはとにかく気を抜いて運営しましょう

前回のアクションができたか確認

  • 前回の振り返りでリスト化した、改善のためのアクションが実行できたかどうかを振り返ります
  • アクションが やれた のか やれたとは言えない のかだけチームで合意してサクッと次に行きます
    • たまに「これやれたとは言えないけど今思うと別にやんなくてよかったよね」ってなることもあります

よかったこと

  • 3分とか5分くらいでその週のよかったことをみんなで箇条書きします
  • 脳みそをアホにして良さそうなことはガンガン書いていきます
  • 書き終わったらみんなで眺めます
  • 箇条書き以外の補足があれば書いた人が補足します

改善したいこと

  • これも5分くらい時間を取ってその週に起こったイケてないことを箇条書きします
  • ちょっとでも直したいなーと思ったことはとりあえず書きます
  • 細かい話は後にして、とりあえずここでは書いたことをみんなで眺める程度にします
  • アクションがやれたとは言えなかったときにここにそれを書いたりします

振り返りの分析

  • 主に(というかほぼ常に)改善したいことに書かれた内容について、主に以下のことを議論します
    • なぜ起きてしまったのか、 原因の深掘り
    • それを 防ぐための取り組み をどうしたらいいか考える
    • 取り組みが現実的かどうか( アクションとしてすぐ実行できるか どうか)
  • 議論してもしょーもないことは議論しません
    • 例えばチームが立ち上がったばっかりの時点での「タスクにつけたストーリーポイントがいい感じにならない」みたいなのとか
  • ここでは特に時間を意識しません
    • と言うよりも、なぜか毎回いい感じの時間に議論が終わるので気にしたことがないです
  • ここに書いてて思ったけど項目名変えたほうがいいな

アクション

  • 改善するためにすぐ実行できるアクションをリスト化します
  • ここに並ぶアクションはチケット化するまでもないちょっとしたものだったり、日々の習慣における意識づけを変えてみるようなものだけです
  • すぐに実行できないようなもの(例えばサーバーの設定を変更してナントカカントカ)みたいなのはチケット化します
    • そういうのは「サーバーの設定を変更してナントカカントカする」というチケットを作るアクションを作ります

以上、だいたいこんな感じです

作った経緯

そもそも振り返りのフレームワークなんて世の中に溢れかえっているのに、なんでこんなの自作したんだよって話

自分としてはよくあるKPTみたいなのって凄くかたっ苦しい印象があるのでメッチャやりたくないんですよね(振り返り大事なのでやるけど)
KPTやりまーす」って呼ばれただけで身構えちゃう人って自分だけじゃないと思うんですけど、実際どうなんでしょうか?

ユルそうなYWTとかもそうですけど、とにかく「振り返りのフレームワークこれです!どん!」って出されるとなんか身構えちゃう(のでフレームワークに名前つけたりはしてないです)

ということで、アジャイル的に改善を継続していくために振り返りは必要だが、ユルい感じでやりたい、と思って作ったのがこのフレームワークになります

最初は今のような項目ではなく、振り返りをやり始めた1年くらい前は↓の項目しかありませんでした

  • よかったこと
  • 改善したいこと
  • アクション

時が経つと「そもそもなんでこのアクションにしたんだっけ?」ってなっちゃうので、ちゃんとその経緯を残すための場所を作ったのが1回目の更新

あとは「先週のアクションも振り返らないとアクション立てる意味ねーだろ」ってなって前回のアクションを追加したのが2回目の更新です

このフレームワークを使い始めたときは2人チームで、その時のことを思い出すとメンターとメンティーの関係でこれ使うのもアリっぽいなと思ってます

余談

この振り返りで結構気に入ってることが2つあって、

1つは自分で作ったやつなのでうまく行かなかったら他のフレームワーク探す、とかじゃなく足りなかった部分が見えてきたら雑に足したり引いたりがやりやすいこと

もう1つはアクションを出すための分析をするという項目が明確に存在していることです

これKPTとか他のフレームワークでもそうだと思うんですけど、カンバンとかでproblemに対するアクションを議論してる時って経緯が結論に至った経緯が残りづらいと思うんですよね
(実はそんなことないかもしれないけど、自分がいた場所ではそういう文化は無かった)


ということで、イチから振り返りの方法を考えるのもアリだと思うのでググって出てくるフレームワークでなんかしっくり来ない時はやってみるのもいいと思います
「お前がやってることはこのフレームワークと同じだぞ」というのを知ってる人がいたらコッソリ教えてください

社内の一部にはTwitterがバレてるのでついでに書いておきますが、インフラチームでは普段毎週水曜日の17:00から振り返りをやってます
興味がある人は見に来てくださって大丈夫です、勝手にカレンダーのMeetから入ってきてください

アドベントカレンダーにかこつけて1年の振り返りをする

この記事はmohikanz Advent Calendar 2020 3日目の記事です

adventar.org

昨日の担当はいなかったようです
1日目の担当はmochiさんでした


内容はタイトルの通り
アドベントカレンダーって1年の終わりに毎年なんかしらありますし、1年を振り返るにはいい機会ですよね

改めて、最初に簡単な自己紹介をしておきます

  • ながしー、或いはnagashi_ma_w
  • もうちょっとで三十路を迎える
  • いわゆるITインフラエンジニア
  • AI様を社会に広めるためにタイピング肉体労働を提供している

雑な振り返り

転職して1年経ったときの振り返りでもちょっと書きましたけど、今年は仕事のアレやコレがなかなかソレな感じでした

あと何といってもニューノーマルってやつですかね
会社でも3月くらいから基本在宅勤務の体制に切り替わって、ガッツリ引きこもりになりました

こんな情勢になる直前にギリギリ引っ越しを終わらせることができて良かったです
生まれてから人生の大半を千葉県で過ごしてきたのですが、通勤ラクなところに引っ越したいなーと思って1月に都内に引っ越しました

まあ通勤というやつを全然しなくなってしまったんですけどね

2月3月は特筆するようなことないですね、社内で大きなプロジェクトが動き出してそれのリードとかをやるようになりました
あと先述の通り基本在宅勤務になりましたね、ここら辺から引きこもりが加速して家に酒を常備するようになりました
今では獺祭の焼酎が家に常備されてます

あ、そうそう、今年のGW明け頃まで緊急事態宣言が出されてましたね
その頃に初めてインターンのメンターなるものになりました
そのインターンさんはちょっと意味わかんないくらい優秀なので非常に助かっています
そのままうちに就職してほしい

ちょうどGWの終わり頃に5年以上放置してた親知らずの虫歯が一気に腫れて、6月末くらいまで口が全然開かないし、市販品がゼリー飲料しか食べれなくなりました
そのせいで自炊を始める羽目になったというワケですね
今では自炊する気ないからってキッチン狭い物件借りたり小さい冷蔵庫買ったりしたのをメチャクチャ後悔してます

虫歯になった親知らずは大学病院で抜いてもらいました

ところで大学病院だから研修医の若い先生とかいるじゃないですか
抜歯はベテランっぽい先生がやってくれたんですけど、若い先生に教えながらやっていいか聞かれて、軽い気持ちで了承したんですよね

そしたら自分の歯を抜かれる工程を全部実況されるんですよ
「ここと、ここに麻酔を2本打ちます」
「ここまでメスを入れて、こうすると歯茎がズルリと剥けるので歯を表に出せます」
「ここからこの角度で刃を当てて歯の頭を落とします(キュイイイイイン)」
「根っこの部分をこうやってやると抜けます」
「縫うときにはこの部分までちゃんと縫わないと、抜糸する前に歯茎がくっつかなくて取れちゃうので気を付けてください」
とかそういう感じで

麻酔打ってから30分かかんないくらいで終わったし痛みも全然なかったんだけど、それがかなり怖かったですね
抜いた後も大して腫れも痛みもなかったので実況プレイがなければ完璧でした

んでなんかもう、ずっと引きこもってたので夏が夏っぽくなかったですね
7月半ばから9月の頭にかけては社内の案件で燃えました
なんとかしたけどね

あーあと夏にパワプロ2020出たので買って、ずーっと栄冠ナインやってました
スイッチのプロフィールで見てみたら500時間以上プレイしてるみたいです

とはいえさすがに飽きてきて最近はやってなくてスマブラとかマリカとかに回帰してきましたね、小学生かな?

んでまあ、インフラチームは自分含めて2人いたんだけど、11月末でもう1人が家庭の都合で退職してしまったのでなんと今はひとりチームになってしまいました

弊社ではAI様を社会に広めるためにタイピング肉体労働をしたいインフラエンジニアを募集していますので、興味ある人は声かけてください(この記事で一番伝えたいこと)
直属の上司はブラジリアン柔術家だよ

よく使うのは以下の技術です

その他、社内向けツールのメンテとかAI開発用のGPUマシンのお守りもやってます
興味ある人は声かけてください

今年の仕事に対する所感

話は変わって、ITエンジニアという職業になってから6年くらい経ちましたが、今年は技術的なことはあんまり伸びなかった自覚があります
Terraform書くのに慣れてきたりインフラでCI/CDやってみたり、ちょろちょろと新しいことやってみたりはしてたんですけど

とある上司にも言われたし、たしかにその通りだなーと思ってるんですけど、今年一番伸びたスキルは会議のファシリテーションするスキルですね
さっきもちょっと書いた社内プロジェクトの定例会で毎回アジェンダ書いたりファシリテーションしたり、議事録書いたりしてたのでガッツリ上達したんじゃないかなと思います

まーとはいえ技術的な伸び悩みを感じているわけではなく、今年は技術を伸ばすよりもそっちのスキルの方が大事だった1年になっただけなのかなと思います
来年も伸び悩むことが無いといいなと思いつつ、来年の目標はちょっと違ったものが最優先になるんじゃないかなという予感もしています

あとはチームでのタスク管理に頭を悩ませる時間も多かったです
べつにチームリーダーってわけじゃないんだけど、なんか色々と難しかったのを難しくならないようにする仕組みを入れたり入れなかったりやめたりしたりしました

黙々とタスクを片付けるとかコードを書くとかの時間が相対的に減ったこともあるんですけど、そういう黙々と一人で仕事をこなす時間ってどんどん減っていくんだろうなあと、これ書きながらぼんやりと思いました
まあチームには自分しかいないんだけどね


とかなんとか、来年の今頃は何してるかわかんないですけど、やりたい事とやるべき事がいい感じの塩梅になってるといいなと思います
そろそろ三十路だしね

なんと明日の担当もいないようです
明後日の担当はTaskKAWAHARAさんです

転職して1年経ったので振り返る

タイトル通りです
なんだかんだで今の会社に入社して今日でちょうど1年経ったし、 上司に煽られたので 久しぶりにブログでも書こうかと思いました

前職はたったの半年しかいなかったし、その前も1年経たずに転職しているので、前々々職以来の長く勤めている職場になりました

半年たった時点の振り返りもブログを書いていましたが、それを見ながらお気持でも書いていこうと思います

所属の話

改めて、自分の所属は俗にいうAIベンチャーってやつです

サービス開発課という、AI PoCがいい感じになった後で実際にお客様やお客様のエンドユーザーに使ってもらうためのAIサービスを開発する部署でインフラ全般を担当しています
事業部でインフラ専任のメンバーが少ないこともあり、社内で使っているツールや機械学習基盤のお守りなんかもやっています

社内のGPUサーバーのOSがubuntu16.04だったのですが、つい昨日に全て18.04へバージョンアップするタスクが3カ月がかりくらいで完了しました🎉

振り返りの話

半年経った時に書いたブログでは「目標設定大変でした!」みたいなこと言ってましたが、その直後くらいからはいつの間にかタスクを進めるために巻き込む相手が別の部署の人になってたりお仕事の抽象度が高まりを見せていたり、 上司がポイしてきた 会議体のファシリテーションとかやったりしてました

いつの間にかインターンのメンターとかやったりしてます
そのインターンの子はゲロクソに優秀なので、大学院に行くって言っていますが正直それを撤回してそのまま入社してほしいですね
本人の意思が一番大事なので説得するつもりはありませんが

前回のブログでチラッと触れた、会社が大きくなる前にやらないとダメだよね、ってやつは大きく2つくらいあったのですが、そのうち1つはなんとか片づける見込みが立ってきたところです

ちなみに設定が大変だった目標は達成できるかどうかの雲行きが怪しくなってきました、なんとかリカバリーしたい

技術的な話でいうと、まだまだって気持ちはありますがTerraform書くのもMacBookで仕事するのも慣れてきた気がします
B2B案件ではお客様が持っているAWSアカウント上に環境構築するような仕事が増えてきて、最近はGCP向けのTerraformを書く機会がすっかり減っている気がします

直接的な作業やコードを書いたりすることもあるのですが、コードやドキュメントのレビューをする機会も増えました
インターンのメンターになったということもありますが、もう1人のインフラマンが書いたものをレビューする機会もかなりに増えました

また、直接的にコードを書いたり作業をしたりするのよりも、もう1段階上の抽象度を求められる仕事が多かった気がします
まー今月からB2B案件へたくさんアサインされてしまったので当然そういう仕事もしていくのですが(インフラもう1人ほしい、切実に)

自分ができていることが増えているかどうかはわからないですが、なんか毎日がめちゃくちゃ早くなっている気がしますね
めちゃくちゃ考えないといけないことが増えてきて、勤務時間は大したことないのですがMPをたくさん使うことが増えてきています

おしごといっぱいでうれしいです()

最後に

短いですけど日付も変わりそうだしこのあたりにしておきます
忙しくはありますが、AIが仕事をして自分がお給料だけをもらう社会のために引き続きタイピング肉体労働にまい進していく所存です

AI様を社会に広めるためのタイピング肉体労働に興味があるインフラエンジニアはわたしにお声がけください

ついでに、貼れと言われたので貼っておきます
https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/33DWQCGP2W9IC?ref_=wl_share

ちなみに上司にも読まれる覚悟で書いています
2020/10/04追記:バッチリ読まれました

転職して半年たったので振り返る

いつものタイトル通り

いつの間にやらこの退職エントリーから半年以上が経過して、なんやかんやで転職してから半年が経ちました
これで前職よりも長く在籍していますね、まあ半年で退職ってのがかなり短いというのもありますが

この半年はけっこう密度が濃くて、「そういえば半年経ったなあ」と思ったところでおもむろに書き始めた次第です

はじめに

転職してからインターネッツで会社の話をあんまりしてこなかったのですが、いま勤めている会社は俗にいうAIベンチャーというやつです
B2Bの仕事がメインで、お客様の要望や課題をAIを使って解決している会社です

んで、自分が所属しているのはサービス開発課という、AIのPoCがいい感じになった後で実際にお客様に使ってもらったりお客様のエンドユーザーにAIを使ったサービスを使ってもらうために頑張る部署です

課長が入社したのと同時に立ち上がった部署なので、3月時点でできて1年ちょっとの部署です
しかしあんまりにも濃い半年だったので、もう何年もこの人たちと働いているような感覚があります

まあ、今回の転職は成功と言ってもいいんじゃなかろうかと思っているわけです
給料も増えたし

入社してからを振り返る

年末まで

アドベントカレンダーのときにも触れましたが、入社直後は覚えないといけないことが一気に爆裂してヒーコラしてました

自分と同じタイミングでもう2人入社して、その3人でいきなりプロジェクトにアサインされてガガーっと1か月大変だった記憶があります
TensorflowとCUDAのバージョン依存でぶちのめされた記憶がありますが、気が付いたら10月が終わってました

自分は2人目のインフラエンジニアとして入社したのですが、初めてのものがたくさんあって、それに慣れつつも案件のタスクもやっていってました

ちなみに入社して初めて触れたのはMac(仕事はずっとWindows、プライベートはUbuntuでした)、GCP、Terraformあたりで、この最初の案件では過去にちょっとVMをポチポチ構築したっきりのAzureをTerraformでうんたらかんたらしてました

んでその案件が終わった後は、8月まで課員が2人だったこともあって、途中になっていた社内改善系のタスクを巻き取って昨年末くらいまでガガーっとやったりしてました

年末くらいにCloud Runええわーとか言ってた記憶があります

年明けから

目標設定に始まり、いまはB2Bの案件も並行してこなしつつ、会社が大きくなる前にやんないとダメだよねってなるようなことをやってたりします

過去のブログ記事でも触れましたが、目標設定というのをちゃんとやったことがなかったので1か月くらいかかりましたね
ラフに壁打ちさせてくれた上司とか一緒にやってるインフラマンには感謝です

技術スタックの話

最近はGPUドライバーをうんたらかんたらしたり、暇を見つけてKubernetesに手を出してみたりしています
大抵の案件はGCPで基盤を構築するのですが、先述の通りAzureを使う案件があったりAWSも使ってたり、そもそもDCを契約してGPUサーバーを置いていたりします

インフラの2人で使ってるTrelloボードには「インフラ野郎 なんでもやるチーム」と命名しているのですが、その名の通り基本的に要件に応じてインフラのことはなんでもやってます
その中でもいつも隣にいるのはUbuntuGCP、Terraform、Docker(Compose含む)あたりですね

アプリ開発のほうはあんまり首を突っ込んでいないのですが、Python(Django&Flask)、 Nodejs、golang、Vue(Nuxt)あたりらしいです
jsについては案件の規模に応じてバニラなやつからNuxtまでいろいろとやってるんじゃないかなと思います

要するに、ざっくりWebと呼ばれる世界の開発をやってます

CI/CDはよっぽどの理由がなければGitHub Actionsです
Actions便利でいいですね、安いし

AIベンチャーで働くということ

AI開発どころかPythonは世界に挨拶したっきりだし、数学も全然わからないし、同じ部署の人たちもAI開発を本業にしたことある人はほぼいないんじゃないでしょうか?
なんなら高校生のときは数学が苦手すぎて赤点で留年の危機があったくらいです

AIわからんし数学もわからん、だからAIの会社で働くのは難しい
というのは外から見たときの考え方で、入社する前の自分もそう思ってました

AIを世の中に提供するためにはAI開発以外のことも必要だし、自分たちの部署はまさにそういうことをやっています

そもそも会社組織なんだから営業さんもいるしPMさんもいるし、バックオフィスで会社を支えてくれる人たちも働いています
AIの会社ではありますが、AI開発以外の仕事もたくさんあります

読んでる人は意外に思うかもしれませんが、隣のAI開発課よりも自分たちのサービス開発課のほうが社員が多いんです
そのAI開発課の人たちは自分たちより少ない人数で鬼のようにPoC案件をぶん回しまくっているので化け物かな?と思ってたりはしますが…

自分たちの課もここ1年で作られてから8人まで人が増えて、会社としても創業3年くらいでこれから一気に成長するフェーズなんだろうな、という空気を感じながら仕事してます
その時の業務と全然関係ない新しい技術なんかに触る時間も普通に作れるし、それも含めてかなり楽しく仕事してます
その新しい技術に触るので1週間も時間を溶かしたこともあります

最後にお約束

案件もどんどん増えてきて人が足りません
サービス開発課も足りませんが、AI開発課はもっと足りません

成長期って感じの会社でAIの開発やAIを色んな人が使えるようにするための開発に興味がある人はぜひ声かけていただければと思います


ということでつらつらと書きなぐりながらここ半年を思い出してました
今後も頑張っていくぞー

Ubuntu16.04のGPUドライバーバージョンアップの手順を残す

いつものタイトル通り

  • 会社のマシンにインストールされているGPUドライバーが古く、今週はバージョンアップ手順を調査したり検証していた
  • とりあえずできた
  • 日本語の情報が全くと言っていいほど無かったので、誰かの役に立つかもしれないし備忘も兼ねて書いておく

tl;dr

  • aptでインストールできる
  • バージョンを指定しないとどのバージョンが入るかわからない
  • 事前にubuntu-driversコマンドを入れておいたほうがはかどる
  • しかし ubuntu-drivers autoinstall でドライバーをインストールするとおかしくなった、という記事がたくさんヒットしたのでインストール自体はaptでやったほうが無難
$ sudo apt-get install ubuntu-drivers-common -y

環境

$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="16.04.5 LTS (Xenial Xerus)"
<略>
$ nvidia-smi

+-----------------------------------------------------------------------------+
| NVIDIA-SMI 384.130                Driver Version: 384.130                   |
|-------------------------------+----------------------+----------------------+
<略>

大前提として、すでにGPUドライバーがインストールされていること(aptにリポジトリ追加とかはここでは触れない)

手順

利用可能なドライバーの一覧を確認する

$ ubuntu-drivers devices
<中略>
vendor   : NVIDIA Corporation
driver   : nvidia-384 - distro non-free
driver   : nvidia-415 - third-party free
driver   : xserver-xorg-video-nouveau - distro free builtin
driver   : nvidia-430 - third-party free recommended
driver   : nvidia-410 - third-party free
driver   : nvidia-418 - third-party free

確認した中で一番新しいものがaptでインストール可能なことを確認する

$ sudo apt-cache search nvidia |grep 430
libcuda1-430 - NVIDIA CUDA runtime library
nvidia-430 - NVIDIA binary driver - version 430.64
nvidia-430-dev - NVIDIA binary Xorg driver development files
nvidia-libopencl1-430 - NVIDIA OpenCL Driver and ICD Loader library
nvidia-opencl-icd-430 - NVIDIA OpenCL ICD

バージョンアップ

$ sudo apt-get install nvidia-430 -y

サーバー再起動

$ sudo reboot

バージョンアップされていることを確認

Driver Version を確認し、 Driver Version: 430.64apt-cache search でヒットしたバージョン)となっていることを確認する

$ nvidia-smi

+-----------------------------------------------------------------------------+
| NVIDIA-SMI 430.64       Driver Version: 430.64       CUDA Version: 10.1     |
|-------------------------------+----------------------+----------------------+

以上

モヒカン卓でのTRPGについて書く

またしてもタイトル通り

この記事は、mohikanz TRPG Advent Calendar 2019の4日目です
昨日の担当はmorin_riverさんでした

もともとボードゲームに出会ったのも、 TRPGって面白そうやん? -> 遊べる場所がない -> ボードゲームならある! -> ハマるって感じだったので、もともと興味があったところに機会があれば、それはまあ遊ぶしハマっていくものです
人間なので仕方がない

さて、昨年末頃から主にMohikanzのメンバーとTRPGで遊ばせていただく機会が増えました
Mohikanzでは主にクトゥルフ神話TRPGのセッションが行われており、いつの間にか作成したキャラシも30を超えているところです

そこで今回は、 TRPGってこういうのが面白いよね とか、なんだか自分がこんなプレイヤーになりつつあるとか、そういうことをつらつらと軽い気持ちで書いていこうかなと思います

TRPGにだけフォーカスした話を書くのは初めてなので拙いかもしれませんが

TRPGのここが好き

TRPGって雑に言うと 自分が作ったキャラクターになりきるごっこ遊びなんですけど 、そもそも ごっこ遊び 自体が非日常の体験なんですよね
テレビゲームのRPGのように目的に沿ってゲームを進めてはいくのですが、 このキャラクターだったらこう考えてこんな感じで行動するだろう とかそういうのを考えながら自由な行動をしつつの進行なので自由度がメチャクチャ高いです

キャラクターを作成するときに「どんなキャラクターを作るか?」を考えながらキャラクターシートを作りますが、実際に探索するのは自分たちプレイヤーではなくキャラクターだからです

クトゥルフのシナリオだと大抵生き残れば勝ちみたいなとこあるのですが、 このキャラクターだったらここで死を選ぶだろう とか、 明らかにやめといたほうがいいけどこのキャラクターならこうする とか、シナリオの都合も含めながら こんな人だったらどういう風に考えるだろう? というのを考えるのが好きですし、楽しく感じます

というわけで、言い換えると 自由度の高い非日常 を体験できる遊びなんじゃないかな、と思います

こういう言い方すると面白そうですよね、興味持ってもらえたら今度遊びましょう

ここ1年くらいのTRPGやってて思ったこと

だいたいクトゥルフ

これは先述の通りです
Mohikanz卓ではだいたいクトゥルフでかつ、他の卓のメンバーというわけでもないので必然的にそうなります

キルビジに関してはすまんかった

珍しくクトゥルフ以外のシステムとしてキルデスビジネスに参加したとき、ガチ狂人RPで大暴れした結果、未だにネタにしたりされたりという状態になりました
あのときはテキストセッションだったので、いつもより振り切りやすかったのかもしれません

9月くらいから週1以上ペースでやってるけどかなりハイペースなのでは?

土日のどっちか(あるいはどっちも)でだいたいクトゥルフやってますね?
まあ好きでやってるのでいいんですけど、ハイペースだなあと

自分の継続探索者、業を背負ってる探索者増えすぎでは?

なんだかわからないけど真面目な探索者を作ると業を背負ったり、そうじゃなくても業を背負いそうになることがとても多いです
そういう継続探索者を使うときは、自己犠牲的なRPをすることがとても多いです
特に、若者を犠牲に生き残ってしまったおっさん探索者だとそんなRPが顕著だったりします

クトゥルフ神話TRPGではプレイヤーキャラクターのことを探索者と呼んだりします

余談ですが、業を背負う探索者を作る簡単な方法を以下に記載します

  • 独身のおっさんキャラクターを作成します
    • 若者の面倒見がよかったり、親しい人を亡くしたりしているとなおGood
  • 殺意の高いシナリオに参加します
  • 頑張って生き残ります
  • これで完成です
  • 背負った業に応じてキャラクターシートの設定を更新しましょう

一時的発狂で幻覚を見るときは、以下のことを心がけるとよりエモい感じのRPになります

  • かつて一緒に探索した仲間や死んだはずの親しい人の幻覚を見る
  • 誰かの精神分析が成功したらちょっと悲しそうにお礼を言う

なるべくダイス振りたくない

あるあるネタなのかもしれませんが、ダイス振らずにRPで解決したいなあといつも思っています
せっかくTRPGなので、RPを楽しみたいですよね


とまあ、つらつらと書いていきましたが、Mohikanz卓でとても楽しく遊ばせてもらってますし、今後とも卓メンバーと楽しくTRPGやっていきたいなーと思っています

たぶんこの記事を投稿している週末も誰かしらがTRPGやっていることでしょう、って書いたところで終わりにします
なんかタイトル詐欺っぽいな?

ここまで読んでいただいてありがとうございました

明日の担当 morin_riverさんです

mohikariされて3ヶ月くらい経ったのでついでに1年の振り返りでもする

今回もタイトル通り

この記事はmohikanz Advent Calendar 2019の3日目です
昨日の担当はMotoki Watanabe / @XxGodmoonxXさんでした

さて、タイトル通りですが今年2回目の転職をして、もう時期試用期間が終わるタイミングがアドベントカレンダーの時期と重なったのでここ3ヶ月とついでに1年の振り返りを書こうと思います

書いてる人

  • ながしー
  • アラサーインフラエンジニア
  • 日本で指折りのモヒカンネイティブなところで働いている
  • 転職は今回ので通算6回目

今の会社の振り返り

濃い2ヶ月だった

とにかく濃かったです

なにが濃いって話なんですが、とにかく新しいことを身に着けたり学んだりを、今までの数倍のスピードでこなさないといけなくなりました(転職後にお会いしてる人たちにはこの話をしたことがあると思います)
例えば、前職までで1ヶ月で1つの新しいことをできるようにならないといけなかったところ、 現職では1ヶ月で3つか4つくらい できるようにならないといけなくなりました

おかげで、毎日なにかを調べてはトライアンドエラーを繰り返しては週末に新しいことを学ぶモチベを溶かしていたのですが、おかげさまでできることは確実に増えたと思います
前々職で受託の会社に入ったときの、 いろんな受託の案件を回す中で色んなスキルを身に着けることができる という環境が思わぬ形で達成されることになりました
(今回は社会的意義とか尊敬できる人たちと働ける、という部分のほうが応募の決め手として大きかったのですが)

余談ですが、部署で唯一モヒカンではないメンバーもとにかく濃いです

部署のみんながチャットに馴れてる

部署のほぼ全員がモヒカンなんだから当たり前なんだよなあ
とはいえ前職ではそういう人っていなかったので、仕事の場がそうであることは新鮮でした
おかげさまで自分の分報が社内で一番うるさいチャンネルになって果てましたが

インフラのこと相談しあえる相手ができた

前職ではいなかった!でも今はいる!
部署にもう1人インフラエンジニアがいるので、確実に1人でグダグダ悩んでる時間はガッツリ減りました

その人はスキル的に自分よりできる人なので、今は助けてもらってばっかりですけど、そのうちお互いにいい感じにフォローし合えるといいなあと思います

ということで

とてもいい環境で働かせてもらっていると思います
前職ではやるやる詐欺をされていた目標設定もちゃんとやらないといけなくて、そういうのをマトモにやったことがない人間なので直近ではそれに苦しむと思いますが、周囲の期待には応えていけるようにやっていきたいと思います

ということでここからは1年を通して振り返ります
アドベントカレンダーにかこつけるといい感じで振り返るタイミングがあるのでいいですね

1年の振り返り

ではざっくりと

01月

LT大会を主催する
1人でUPSやサーバーを運ぶ

02月

転職先(前職)を決める
出張先のサーバーラックでスパゲティコード(物理)と遭遇する

03月

淡々と同じようなサバクラ構築案件をこなす
度重なる物理マシンでの作業で腰をいわす
前々職を退職する(当時のブログ

04月

前職に入社する
全く未経験のマイクロサービスの一部構築と運用を担当することになる
ついでに唯一のインフラエンジニアだったので全てのサービスのインフラを担当することになる
Infrastructure as Code(CloudFormation)と出会う
このときは楽しかったしモチベもあった(当時のブログ

05月

フロント、バックエンド、インフラの3人で楽しくいい感じにサービスの開発が進む
このときも楽しかったしモチベがあった
後々の退職理由とのファーストコンタクト CTOがジョインし、技術部門のトップになる

06月

開発がマイルストーンを迎えて一段落つく
そのマイルストーンまでの振り返り会を行ってPDCAのCまでをやる
CTOの鶴の一声で7月からの開発体制がスクラムに移行することが決まる
2人目のインフラエンジニアの採用が決まったとCTOから周知される

07月

開発体制が全社的にスクラムに移行する
1週間しか準備期間がなく、またスクラムチームにゼネラリストが1人もおらず、スプリントごとに個々人のベロシティが大きくばらつく
明らかに開発のスピードが落ちる
チームメンバーとスクラムマスターが危機感を持ち始めるが、一声を出した鶴は楽観している
2人目のインフラエンジニアと言われていた人は入社後にバックエンド担当にアサインされる

08月

原理主義スクラムとチームが全くフィットしないことが嫌でもわかってくる
スクラムの体制が嫌になってしまったバックエンドエンジニアが退職する
自分も嫌気が差してしまい、退職を申し出て転職活動がスタートする
今さらインセプションデッキが定義される
インセプションデッキが定義された直後、9月末での退職が周知されてスクラムチームから抜ける
チームメンバーとスクラムマスターが危機感を持っているが、一声を出した鶴は楽観している
プロダクトオーナーが一声を出した鶴に交代する
社長が全社ミーティングで「技術部門はスクラムに移行したから開発スピードが爆速になるぞ!」とか言っている

09月

スクラムチームに所属していた間に滞っていたタスクが最初の1週間で全て片付く
引き継ぐ相手がいない引き継ぎドキュメントを書く
暇すぎて1週間だけプロゲートでNode.jsを勉強し、Fizz-Buzzを書けるようになる
台風15号の影響で3日間自宅が停電する
現職の内定を得る
前職を退職(当時のブログ
エンジニアの登壇を応援する会のadminを抜ける

10月

現職に入社する
TerraformやGCPMacと出会う
某案件のインフラ構築などする
TensorflowとCudaのバージョン依存性により爆散する
とにかく濃ゆい1ヶ月を過ごす
10月がなかなか終わらず、10月中に2回の給料日を迎える

11月

某案件が無事にリリースされ、10月が終わりを告げる
引越し先を探す

12月

これから


サササっと箇条書きしたけど夏が結構つらい(小並感)

今年を振り返ると結構波乱というか、色々と動きがあった1年だったと思います
初めてInfrastructure as Codeってやつを業務で経験したし、社用PCがMacになったのも初めてです

転職自体は結構してきましたが、さすがに年2回の転職は初めてですし、初めてオーガナイザーっぽいことをやっていたコミュニティも今はほとんど参加していません
それどころか、勉強会とかカンファレンスと名がつくものにほとんど参加しなくなりました(理由はあります)

ということで、今年を振り返って一言で言うと、 初めてづくし な1年だったなと思います

なんだかんだエンジニアやってる以上は「初めて」って当たり前だと思うんですけど、それ以外にも初めてなことが本当に多かった
本当に本当に多かった

なんだかんだで今はとても楽しく暮らしているので、終わりよければ全てよしということで、良いか悪いかというととても良い1年だったと思います

去年はこういうの書かなかったのですが、また来年のこの時期に振り返ってみて「去年より良い1年だった」と言えるような1年にしていきたいと、来年の抱負っぽいことを書いたところで終わりにします

ここまで読んでいただいてありがとうございました

明日の担当はgimKondoさんです